Christmas 2011 12 17

映画 クリスマス・キャロル
ウォルト・ディズニー映画 2009年製作

現代においては、この映画は、投資家のためにあるのかもしれません。

 ケチで頑固な老人スクルージは、街の嫌われ者。
クリスマス・イブの日も、
周囲に温かい言葉をかけることもなく、
金勘定に勤しんでいる。
 ところが、その晩、
ひとりぼっちで過ごしていたスクルージの前に、
精霊が現れ、
自分の過去・現在・未来を巡る旅へと連れ出される。
 貧しくて孤独だった過去、
富と引き換えに、人との絆を失った現在、
そして、想像を絶する未来の自分に愕然としたスクルージは、
やがて、クリスマスの本当の意味に気づく。
(以上、DVDにある紹介文から)
 ディケンズ原作の「クリスマス・キャロル」を映像化したものは、
過去に、たくさんありましたが、
原作を完全に再現したものは、この映画が初めてでしょう。
 この時代には、クリスマスでも、
貧困と寒さに苦しむ人が多かったのですが、
現代においても、貧困と寒さの中で、クリスマスを迎える人が多い。
 さて、アメリカには、カーネギーという人がいました。
カーネギーは、信託基金を設け、
図書館、大学、研究所などを設立し、アメリカ発展の基礎を作ったのです。
 カーネギーは、立身出世の典型的なヒーローでしょうが、
彼には、キリスト教精神が生きていたと思います。
 さて、資本主義から、キリスト教精神が抜け落ちると、どうなるか。
それは、お金の「収奪システム」となります。
 「キリスト教精神のない資本主義」は、
お金の「収奪システム」に過ぎないのです。
 古代イスラエル王国では、
エリアは、何を警告していたのでしょうか。
 それは、現代風に言えば、
拝金主義や御利益信仰を警告していたのです。
多くの人が、創造主から離れていき、
「バアル信仰」(バール信仰)に流れていったのです。
 少し、心配をしているのです。
今のアメリカが、古代イスラエル王国の末期と似ていないか。



















































トップページへ戻る